小脳
世界的に超有名なクーラー会社の常務と先日話をした際の
面白い話。
テーマ「小脳の役割」
ポジティブシンキングの考え方を自分の中に植え付けるにはどうしたらいいのかという話になった。
ポジティブシンキングとは、仕事などで壁にぶつかった際に
(1)この壁はどうしたら超えられるだろうか考えるか
(2)さすがに高すぎて無理と考えるか
この考え方の違いが仕事の成果や、結果に大きく反映される。
それがなんで小脳と?と思うだろうから、その理由をかく。
昔その常務はロボット工学を専攻しており、実際に大学でロボットを作っていたらしい。例えば人間が机に置いてあるペットボトルのお茶を飲むとなった場合。ペットボトルを持て、蓋を緩め、くいっとお茶を口に流し込む。
しかし、ロボットの場合はそう簡単にはいかない。
ロボットがお茶を飲むとなると、まずペットボトルの位置を確認しペットボトルまでの距離を測り、親指と人差し指・中指・小指に対して3キロの力を加え、そのまま関節を45度傾け、手首をさらに45度傾け、親指と人差し指の力を2キロ弱めて・・・
といった感じて何千行のプログラミングを書かないとお茶が飲めない。
しかし、人間はほぼ無意識でできる。
それはなぜか?
普段の行動や癖・習慣は小脳に情報が蓄えられ、無意識の感覚で行動できるようになっているからだ。
小脳すげーーーってなる。
つまり、ポジティブシンキングの考え方もまずは強制から入らないといけない。
なんども強制的に行うことでその情報が小脳に蓄えられ、無意識でできるようになる。
これはとても面白い話だ。
何かを踏み出す1歩は本当に小さいが、積み重ねると習慣になり、自分を築き上げる大事なものになる。
いい話をありがとうございました。